Epiphone Wilshire について考える。

僕のBLOGとホームページへの検索ワードで多いものの中に【エピフォン ウィルシャー】がある事が判明した!
そこで、ウィルシャーについて知りたい人のために、僕なりのレビューを書いてみた!!
これから買う人、今所有している人に少しでも役に立ってくれたらと思う!!

Epiphone Wilshire

1959年に当時ギブソンの子会社だったエピフォンから発売されたギターだ。
当時のエピフォンは、ギブソンの廉価モデルばかり出していて、エピフォン独自のギターというのは少なかったようで、このウィルシャーというギターは、これまでのエピフォンに無い独自のデザインとアイディアを形にしたギターだと言える。

といっても、当時ギブソンが力を入れて販売していたSGを元にしてあり、使用やパーツなども流用されていたようだ。

発売当初のマホガニーの薄型ボディにマホガニーセットネック、P90ピックアップX2、3+3のペグ配置という作りも基本的にはSGと変わらない。
オプションでビブラートユニットが搭載されているモデルも、発売当時からあった。

1964年には、ギブソンのレスポールリバイバルの流れを受けてウィルシャーにも変化が訪れる。
これまた当時のギブソンが力を入れて販売していたレスポールデラックスの影響を受け、ミニハムX2に変更される。
この変更と同時にヘッド形状も変わり、通称【Bat-Wing】と呼ばれる独特の大型な片側6連ヘッドに変更される。

しかし、当初の薄型マホガニーボディには変更無く、軽いボディと重いヘッドとのバランスが悪く、弾いているとヘッドが下がってくる。
SGにも同じトラブルが起こるのだが、こういった構造があの独特のサウンドを作っているのかと思うと、少しぐらい目を瞑っておいてあげようと思いたくなる。

このウィルシャーの当時の人気はどうだったんだろう?
使っているミュージシャンも少なく、安価なギターだったため、今となってはよくわからない。
有名なミュージシャンで言うと、ストラトに持ち替える前のジミヘン、ファイヤーバードに持ち替える前のジョニー・ウィンターなどが使用していた。

このギターの特徴は、ギブソンとフェンダーの中間のサウンドがするという事だ。
もっと的確な言葉を使うと、フェンダー寄りなギブソンの音がする。

ギブソン独特の低音から中音にかけての甘いサウンドに、フェンダーの様な張りのある高音が乗っかっている。
ピッキングニュアンスの出やすく、ジミヘンやジョニーの様なエグイ音を出すロックブルースギタリストにはたまらない音じゃないだろうか。

1970年には生産終了となってしますウィルシャー。
しかし、2010年に復刻される。

復刻されたウィルシャーはUSA製とインドネシア製の2種類が存在するようだ。
USA製はギブソンのカスタムショップで制作されているようで高い!!
1959年発売当時のモデルを復刻していて、ジミヘンの使っていたあのウィルシャーを手にする事ができる。
このギターは弾いた事が無いので、良いか悪いかは分からない。

インドネシア製のウィルシャーは安い!!
1966年のモデルの復刻で、BAT-Wingやミニハムといったジョニー・ウィンターの使っていたウィルシャーを手にする事ができる。

僕のウィルシャーはインドネシア製で、凄く良いギターなのだが、作りはあまり良くない。
このギターをメインに使っていこうと考えるなら、大幅な改造が必要になる。

まず、チューニングが狂いやすい。
ネットで調べてみるとほとんどのウィルシャーオーナーが言っている事だが、とにかくチューニングが狂う。
演奏中にガンガン狂うので、チューニング対策をしないとまともに使用できない。
僕は、ペグをゴトーのロック式に、ナットをローラーナットに交換した。

次にパーツが安物である。
ビブラートユニットを使用していると、ブリッジのパーツが飛んでしまい壊れてしまった。
しかも、ブリッジのスタッドがグラグラしていて、アームを使うたびにブリッジが動いてしょうがない。
僕は、ブリッジの駒を止めているネジとボルトを交換し、スタッドも太いものに交換した。

僕は気にならないのだが、塗装は極厚のポリウレタン塗装で、木をガチガチに覆ってる感がある。
これは嫌な人はとことん嫌だろうなと思う。

しかしいい面も沢山ある。
まず音!!
オリジナルのミニハムも凄くいい音で、ハーモニーが奇麗に響き渡る。
歪ませてもガリっとした気持ちいい歪みで、クリーンからドライブまで使える音がする。

ヘッド角も結構あるので、弦のテンション感も気持ちいい!
これは僕としては大きなポイント!
セットネックの場合、ヘッド角やネック仕込みは改造できないからね。

そして軽い!!
とにかく軽くて気軽に弾けるし、気軽に持ち運べる。
こんなに愛着の沸くギターはなかなか無いんじゃないかな?
リビングに置いていても、ライブに持っていっても、弾く事になんの苦痛も感じないギターである。

いろいろ長々と書いてみたが、とにかく変わっていて、可愛くって、独特の音がして、変わった歴史を持つギター!
それが、エピフォン ウィルシャーなのである!!

かなり手を加える必要はあるが、元値が安いので、どんどん改造して、どんどん弾いて、長い目で愛着のある一本にしていってもらいたい!そういったギターである。

これから買おうかな?と思った人には少しは参考になっただろうか?
また、今所有していてこれから大事にしていこう!という人の背中を押す事ができただろうか?

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です